初めての試合のために

初めての試合に臨むジュニアや初心者のための"心構え"などをまとめてみました。
何しろ初めてのことばかり…とはいえ周りはあなたと同じテニスが好きな人ばかり、のはずです。わからないことは遠慮なく聞いてみるのが一番です。

道具の準備

ラケット

ストリングやグリップレザーの消耗度などを確認して、気持ちよくプレーできるラケットを用意する
試合途中での事故、ストリングの切れなどを考えて予備を何本か用意するとよい

ウェア

ウェアの規制事項を大会要項などで確認する
新しくなくてもよいが、清潔なものを何組か用意する
初めての大会、初めての会場ならば、白一色のウェアを1組、別途に用意していくことが望ましい

シューズ

コートにあったソールのものを用意する
汚れの無いシューズを用意する

飲み物

飲みやすくこぼれにくい容器を用意する
あまり甘くないもの、できれば冷えたものが望ましい

試合に当たっての心得

前日までに

会場の住所、電話番号、道順などを確認しておく
できればレフリーの名前と連絡先もメモしておく
試合開始時刻(あるいはサインアップの時刻)を確認する

当日

試合開始の3時間前には目覚めること
会場には、集合時刻の30分前には到着しているように
試合開始の少なくとも1時間前には食事を済ませておく
会場についたら受付を直ちにしておく
ストレッチング、練習を十分にしておく(すべての打球を一度は打っておくこと)

コートに立ったら

もし審判がつく試合なら審判から選手の紹介があるかも知れないが、その前に審判に自己紹介をするように心がける
審判には敬意を表して礼儀正しく接する

対戦相手にも自己紹介をしておく
対戦相手に敬意を払う
彼(彼女)は勝負を争う”敵”ではあるけれど、同時にテニスを楽しむ仲間でもある
彼(彼女)がいなくてはそもそも試合は成り立たない

トスをする前に

トスに勝ったらどうするか(サーブを取るのか、レシーブを選ぶか、あるいはコートをとるのか)決めておく

試合の作戦

1度ゆっくりと大きく息を吐いて、それから深く吸ってみる
足を意識的に常に動かしていよう
ボールをインプレーの状態にしておくことに最大限の努力をする。(つまりとにかく返す!…)
チャンスボールが来たらしっかり打ちこむ…その時にこそあなたの勇気が試される
最後の1ポイントを自分のものにするまでは決して気を緩めない
決してあきらめず勝利への意志を持続させる

すんだポイントは忘れ、常に自制心を失わず、今のポイントに集中しよう

感情のコントロール

もしこの試合があなたの人生で最初の試合だとしたら、コートに立ったとき特別な感情をいだくのは当然かも知れない。しかし必要以上に緊張する必要はない。まわりは皆テニスを楽しむ仲間に違いないから。
だからといって侮るのももちろんいけない。
テニスは勝負ごとであるから、勝つために最前を尽くすのは当然である。適当な緊張状態を維持してそれを楽しむことを覚えよう。

試合はもちろん勝負である。
一人が勝てば他の一人は負ける。勝つときもあれば、負けるときもある。勝てばうれしいし負ければ悔しい、涙が出てくるかも知れない。そうした感情に忠実になるのはもちろん悪いことではない。
しかし勝って必要以上に得意になるのも、また負けたからといって人生の敗北者のように落胆するのも、決して誉められる態度ではない。
試合を楽しむこと、そしてその結果を事実として受け入れられるようにしなさい。

試合と観戦のマナー

試合のマナー

試合開始の挨拶、終了の握手をしっかりすること
清潔なウェアときれいなテニスシューズを用意しよう
拾ってあげたボールは、1バウンドで相手が捕りやすい胸の高さに利き手で投げるとよい
ラリーの中断を待って、コートの端を駆け足で渡る

観戦のマナー

試合を盛り上げるためにも、応援は大いにするべき
選手がサーブの構えをした時からポイントの終了までは静粛にする
他の選手の講評はみだりにしない(特に大きな声では…)

2020年6月9日